バベルメソッド株式会社(以下、バベルメソッド)は、本日、株式会社レアジョブ(以下、レアジョブ)が開発し知財を保有してきたオンライン日本語スピーキングテスト「PROGOS® Japanese」について、事業を譲り受けたことをお知らせいたします。
これまで両社は、日本語教育分野でのパートナーとして、相互に協力しながらサービスを提供してまいりました。今回の事業譲渡により、バベルメソッドは国際的な言語能力指標であるCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)に準拠した日本語スピーキングテスト「PROGOS® Japanese」を引き継ぎ、今後は当社がこのスピーキングテストを強化しつつ、既存事業である企業向け日本語研修との相乗効果も加えて、「言語コミュニケーションをソリューションに日本で活躍できる海外人材を創出する」というミッションの達成を目指します。
この事業譲渡に伴いバベルメソッドは体制を変更し、深井朋子が代表取締役に就任いたしました。これまで代表取締役を務めてまいりました河澄章代は、取締役として、引き続き当社の日本語教育の責任者を務めてまいります。
【バベルメソッドのサービス概要】
■日本語力評価:PROGOS® Japanese
・言語運用力の“国際指標”CEFRに準拠
・東京外国語大学との共同研究により開発
・オンラインでいつでもどこでも受験可能。テスト時間は約20分
・口頭での自由回答形式で、どのくらい話せるかを直接測定
・単なる結果表示だけでなく学習へのフィードバックを重視
■日本語研修:BABEL Method
・オンラインだから国内外のどこからでも受講可能
・ビジネスの現場で使える日本語力をタスクベースで養成
・ゴール到達に効果的な1 on 1レッスン
・学習成果をCEFRレベルで定量的に可視化
・受講者にも人事担当者にも便利な学習管理システム
【CEFRと日本語教育】
CEFR(セファール/シーイーエフアール)とは、Common European Framework of Reference for Languages: Learning, Teaching, Assessment(日本語訳:ヨーロッパ言語共通参照枠)の略で、ヨーロッパで、「外国語学習者の習得状況・言語運用能力」を示す共通の参照枠として設けられました。「課題が達成されたかどうか」「課題がどのくらいうまく達成されたか」を重要な評価項目としています。
日本では文化庁が、CEFRを参考に作成した「日本語教育の参照枠」を通して、外国人等が適切な日本語教育を継続的に受けるためのさまざまな施策を推進しています。
【バベルメソッドについて】
バベルメソッド株式会社
所在地:東京都品川区西五反田7丁目9−5 SGテラス 6F
代表者:代表取締役社長 深井 朋子
事業内容:オンライン日本語スピーキングテストPROGOS Japaneseの開発、販売、運営
オンライン日本語会話研修BABELMETHODの開発、販売、運営
法人向け語学研修の実施コンサルティング
設立日:2021年6月
バベルメソッド株式会社(以下、バベルメソッド社)は、日本語で「話す力」をCEFRレベルに基づいて判定するオンラインテスト「PROGOS® Japanese」の受験データから、日本語能力試験(主催:独立行政法人国際交流基金、公益財団法人日本国際教育支援協会)のレベルとの相関を調べて公表しました。
プレスリリースはこちら
PR Times「日本語を「話す力」をCEFRレベルで判定するオンラインテスト「PROGOS® Japanese」、日本語能力試験との相関を公表」
外国人材の就労拡大を目指して開発
外国人材の雇用が増加するなかで、日本語を母語としない従業員の職場におけるコミュニケーションが問題となっています。しかし、日本語力を伸ばすうえで重要になるテストについては、「読む力」「聞く力」を測るものがほとんどで、コミュニケーションに直結する「話す力」を測る大規模テストはありませんでした。バベルメソッド社はこの点に着目し、CEFR基準で日本語を「話す力」を測るオンラインテスト「PROGOS® Japanese」の運営を昨年より開始しております。外国人材の日本語力を適切に評価することで、採用や異動、昇進昇格が適切に行われること、また適切な日本語学習が行われることを可能にして、外国人材の就労拡大の一助となることを目指しています。